【知っているようで知らない世界遺産! 世界遺産の基礎知識】
- 日時:2009年8月22日(日)10:00~12:00
- 場所:【梅田】毎日コミュニケーションズ マイナビルームD(18F)参加者:3人(少な!)
「そもそも世界遺産とは何なのか?」ということについて、基本中の基本を教えていただいた。
- 世界遺産の基礎知識
- 世界遺産検定について
- 例題チャレンジ
世界遺産
ユネスコが世界遺産条約に基づいて、人類にとって普遍的な価値を持つと認め、人類の遺産として保護すべきものとして世界遺産リストに登録されたものを言う。
世界遺産は何ですか?の前に、ユネスコが何であるのかを簡単に理解しておく必要があると思った。
ユネスコは日本語で言うと、国際連合教育科学文化機関のこと。
この機関の目指すところは「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。」という憲章の一つ目の文章に表れている。
教育を通じて、国籍・人種を超えた科学・文化について正しい知識をたくさんの人がつけられたら、それが一人一人の心の砦になり、戦争をなくすことができるやん、ということかな。
それぞれの国にある大事な遺産、それはその国のだけのものではなく、世界の遺産として保護しよう。いい考えやん。
世界遺産条約
1972年にユネスコ総会で採択。この条約は加盟国が最も多い条約。
採択のきっかけはアスワンハイダムの建設計画。アスワンハイダムの建設により、アブ・シンベル神殿、フィラエのイシス神殿が水没することを何とか避けたいというところから始まった。
日本が締結したのは1992年、125番目。
危機遺産
ガラパゴス諸島が危機遺産リストに登録されている。外来種が増え生態系が崩れてきている。
当事国や世界各国の協力の下で危機を取り除く努力がなされている。
世界遺産登録抹消
これまでに登録が抹消されたのは2件。
- アラビアのオリックス保護区(オマーン)
- ドレスデン・エルベ渓谷(ドイツ)
経済と遺産のバランス。うーん、むずかしい。
日本が20年批准しなかったのは
ユネスコの遺産に対する価値観の変化が理由の一つ。
木造の建造物は、数年に一度木を新しいものに交換しないといけない。これは石造が基本のヨーロッパの人たちから見れば、古くないものである、つまり遺産としての価値はない、と思われていた。
それが日本が加盟した1992年ごろに、木造の建造物への評価が高まったらしい。
その他、PKO協力法の成立、ブラジルでの世界初の地球環境サミットの開催も批准を後押ししたらしい。
日本が国際協力をしなければならない、という考えが強くなったんだろうね~
負の遺産
原爆ドーム(日本)以外に次の2件。
- アウシュヴィッツ-ビルケナウ ナチスドイツ強制絶滅収容所(1940-1945)(ポーランド)
- ロベン島(南アフリカ)
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